一般社団法人日本環境アセスメント協会は、我が国で唯一の環境アセスメント、環境調査等を業とする会員による全国組織です


組織概要

日本環境アセスメント協会(JEAS)とは

 環境アセスメント(環境影響評価)とは、環境汚染や自然環境の破壊を未然に防止するため、開発行為が環境に及ぼす影響についてあらかじめ回避・低減するための情報公開に基づく 次の一連の手続きのことをいいます。


1.開発行為が環境に及ぼす影響の程度を把握するため、事業者は種々の環境要素について調査・予測・評価を行う。
2.その結果を公表しこれに対する意見を求める。
3.これらの意見を反映し事業の実施に際し環境影響の回避・低減にどう努めるかを事業者は説明し環境保全対策を実行する。
4.公害の防止、自然環境の保全、歴史的・文化的遺産の保全その他の環境保全の見地から適正な配慮がなされる。


 我が国における環境アセスメント制度は、1972年の「各種公共事業に係る環境保全対策について」の閣議了解を契機に本格的な取り組みが始まり、1977年には「環境影響評価法案」が環境庁より全省庁に提出されました。法案は廃止されましたが、その後地方公共団体の条例・要綱等による環境アセスメント制度も含めて我が国社会に定着し、1997年の環境影響評価法の成立に結実しました。 環境影響評価法も既に公布後14年を経過し、この間、環境影響評価に関する技術基盤の強化・人材の能力向上も着実に図られております。環境影響評価法は公布10年を経過した時点で見直しが行われ、2011年には環境影響評価法の一部を改正する法律が可決・成立しました。


 当協会は、環境アセスメント業務に関する技術の向上を図るとともに、環境アセスメント業務に携わる者の資質を向上し、併せて環境アセスメントに関する知識の普及を図ることにより、適切かつ円滑に環境アセスメントを推進し、もって国民の健康で文化的な生活の確保に寄与することを目的として、環境アセスメントの制度化の動きが活発化した1978年に任意団体として発足しました。


 当協会ではこれまで、長年にわたり環境影響評価手法の開発・研究、技術力の向上、各種情報の収集・交換、会員相互の連携と交流等の活動を行い、我が国の環境アセスメント技術の発展に多くの役割を果たしてきました。1999年には、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省(現在の名称)の4省共管のもと、社団法人化し、公益法人としてより一層の事業基盤の強化及び社会的責務の明確化を図りました。


 また、2005年には、協会の過去25年間の活動の実績を踏まえ、新しい時代を切り開いていく必要があるとの認識に立ち、今後の活動の羅針盤ともいえる第二創成期ビジョンを策定し、〜新たな環境アセスメントの創造と持続可能な社会の創成に向けて〜を合言葉に活発な活動を展開しております。第二創成期ビジョンは協会の10年間の行動計画の指針として策定したものですが、現在も公益法人制度改革、東日本大震災等近年のめまぐるしい社会環境の変化に対応できる計画となるよう見直しを進めています。

沿革

1978年 1月 任意団体「日本環境アセスメント協会」の設立総会を開催、正会員65法人にて発足
1979年 1月 第1回会員総会・懇親会の開催(以降毎年実施)
1980年 6月 海外研修会の実施(以降隔年に実施)
1981年 5月 自然観察研修会(野外セミナー)の実施(以降毎年実施)
1986年 3月 関西連絡会発足
1988年 2月 創立10周年記念行事を開催
1993年10月 環境アセスメント入門研修の開始
1993年12月 環境影響評価業務積算資料の作成
1994年 1月 協会運営の円滑化と効率化を図るため規約、組織を改訂(5部会・8委員会で構成し、関西連絡会を関西部会とする
1994年12月 研究部会が研究会を設置し、研究活動を開始
1996年10月 九州連絡会を開設
1997年10月 中部連絡会を開設
1998年 1月 創立20周年記念行事を開催 関西部会、九州連絡会、中部連絡会をそれぞれ支部とする。
1999年 7月 「社団法人日本環境アセスメント協会」を設立し、日本環境アセスメント協会の事業を継承
2000年 1月 中堅技術者を対象とした環境アセスメント部門研修の開始
2001年 6月 北海道支部を開設
2003年10月 創立25周年記念行事を開催「日本の環境アセスメント史」を出版
2004年12月 会員問の技術交流を促進するための技術交流会を実施(以降毎年実施)
2005年 5月 今後の活動の羅針盤である「第二創成期ビジョン」を策定
2005年12月 協会認定資格制度「環境アセスメント士」資格試験を実施(以降毎年実施)
2007年 6月 環境影響評価法公布10周年記念シンポジウムを開催
2008年 1月 創立30周年記念行事を開催「30年のあゆみ」及び「エコロジストの時間」を出版
2012年 4月 「一般社団法人日本環境アセスメント協会」へ移行
2013年 5月 創立35周年記念シンポジウム「これからのアセスを考える〜自主アセスのすすめ〜」を開催

主な活動内容

  1. 環境アセスメントに関する技術の調査及び研究
  2. 環境アセスメントに関する研修等の実施
  3. 環境アセスメントに関する情報等の収集及び提供
  4. 環境アセスメント士の資格認定事業の実施