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| 政府は昨年5月に世界全体の温室効果ガス排出量を現状に比して2050年までに半減するという長期目標を提案し、「美しい星50(クールアース50)」を発表した。この目標の実現には、革新的技術の開発が不可欠であり、経済産業省では、経済産業大臣のもとに有識者会議を設置し、検討を続けてきた。このほど 「Cool Earth−エネルギー革新技術計画」がとりまとめられ公表された。 計画では、(1)重点的に取り組むべき革新技術として、エネルギー源ごとに、供給側から需要側にいたる流れを俯瞰しつつ、効率の向上と低炭素化の両面からCO2の大幅な削減を可能とする「21」技術を選定し、これらの技術について2050年までの技術ロードマップを提示するとともに、(2)技術開発ロードマップの国際共有や国際連携による研究開発の加速、国際連携にあたっての留意点など、国際連携のあり方を提示した。さらに、計画の着実な実施に向けて技術開発の進捗に応じた適切な官民の役割分担を示している。 |
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| 環境省は、今般のWHO(世界保健機関)によるダイオキシン類の毒性等価係数(TEF)の見直しにともない、新たなTEF(WHO-TEF(2006))に対応するため以下のマニュアルの改訂を行った。 (1)地方公共団体等が実施するダイオキシン類の大気環境モニタリングの方法を定めた「ダイオキシン類に係る大気環境調査マニュアル」、(2)底質と土壌のダイオキシン類の調査測定方法を定めた「ダイオキシン類に係る底質調査測定マニュアル」および「ダイオキシン類に係る土壌調査測定マニュアル」、(3)廃棄物焼却炉からの排出ガス、ばいじん及び燃え殻に含まれるダイオキシン類の一部に用いることができる測定方法を定めた「ダイオキシン類に係る生物検定法マニュアル(排出ガス、ばいじん及び燃え殻)」。 それぞれのマニュアルについて、最新の調査検討状況を踏まえながら今後も改訂を行っていくこととしている。 |
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| 3月19日開催の食料・農業・農村政策審議会企画部会において、「地球温暖化防止に貢献する農地土壌の役割について」が報告・承認され、WEB上に公開された。これは、地球温暖化問題への取り組みとして、農業分野において貢献が期待できる農地土壌の役割について、知見を集約することを目的としている。農地には大量の炭素が貯留されており、温室効果ガスの排出削減・吸収増加の促進に効果的な4つの農地管理手法を示している。(1)たい肥等有機物の投入量増加、(2)不耕起栽培や省耕起栽培により土壌有機物の分解を抑制、(3)土壌改良資材(木炭等)の施用促進による炭素貯留の増加、(4)多毛作の促進による緑肥等有機物の投入量増加。 なお、わが国における農地土壌による温室効果ガスの排出削減・吸収増加見込み量は、1〜1.5tのたい肥を農地に施用した場合、約200万炭素トンと試算され、これはわが国の削減目標量の約1割に相当している。 |
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| 循環型社会形成推進基本法に基づき、循環型社会の形成に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るため、中央審議会の答申を踏まえ、第2次循環型社会形成推進基本計画が閣議決定された。本計画のポイントは、次の4点である。(1)3つの社会への統合的取り組み:持続可能な社会の実現に向け、低炭素社会や自然共生社会に向けた取り組みと統合して、循環型社会の形成を国内外問わず実現。(2)地域循環圏の構築等:地域の特性や循環資源の性質等に応じた最適な規模の循環を形成する「地域循環圏」の構築や3Rの国民運動を推進。(3)指標の充実:従来の目標を設定する指標の他に、補助指標や推移をモニターする指標を導入し、循環型社会の形成へ向けた進捗を定量的に把握・評価。(4)国際的な循環型社会の構築:国際的な視点から、3Rの推進に関するわが国の主導的な役割や、東アジアにおける適切な資源循環のための施策を実施。今後は、具体的な取り組みなどの進捗状況を把握し、公表する予定である。
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| 昨年11月に新種として記載されたクワガタムシ科の昆虫の一種「タカネルリクワガタ」が種の保存法に基づく緊急指定種に指定された。指定期間は、平成20年3月26日から平成23年3月25日までの3か年で、緊急指定種に指定されると個体の捕獲・殺傷、譲り渡しなどの行為が規制される。 本種は、新種であるため、生息状況等の把握が現時点で十分ではないが、これまでの調査で、ある山系の非常に限られた地点でしか分布が確認されておらず、個体数もごく限られたものである可能性が高い。体長は1cm程度、オスは青緑、メスは銅の金属光沢があり、色彩が美しいことが特徴で、ネットオークション上での標本の売買が確認されたため、緊急的な規制の必要性が認められた。 これまでに緊急指定種に指定された種は、平成6年12月に指定されたワシミミズク、イリオモテボタルおよびクメジマボタルの3種で、このうちワシミミズクは平成9年に国内希少野生動植物種に指定されている。タカネルリクワガタについても、指定期間中に調査等を行い、国内希少動植物種への指定について検討を行う予定。 |
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